シンクロトロン光の利用 

愛知県瀬戸市に「知の拠点あいち」があり、その一角に財団法人運営の「あいちシンクロトロン光センター」があります。

ビームラインは8本あり、その中のLS8D2が愛知県の委託ライン

中小企業の使用を推進していて、コーディネーター(東先生)やアドバイザーも常駐されており、とっても利用しやすいと思います。県内各地の農業改良普及センターも協力体制をとってくれます。

稲沢の担当者南さんとタグを組んでいます。
ビームは直線光なので、カットは生長点を揃え、種子は厚みを控えて

主には工業系開発利用で、植物の場合、カーネション(大分県)・菊(愛知県)それもカットでの知見以外にはさしたるデータは有りません。一からの開発になることは始めてまもなくわかりました。

植物の世界でも有効だろうと期待しつつ、2019年から計7回の照射をしました。コツコツと有効線量を植物とその状態ごとに得ていかなくてはなりません。幸いセンターから4回の無料切符(データと結果公開が条件)をいただいて、だいぶ植物種と状態による特定ができて来ました

あいちシンクロトロン光センターの場合、法人で一回838,800円。つのたんIPの場合、他生産者と共同で何回か照射しています。